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2006年05月14日

エンジャパン、シンプレックステクノロジー、東建ホームズ個人投資家説明会Vo.1

2006年5月13日(土)、13時より三田NNホール&スペースにて開催されていたインベストメントブリッジ主催の個人投資家説明会に参加してまいりました。当日会場では約120人程度の個人投資家が参加。参加者の6割以上は60歳以上の方々であると思われ、年金運用の一つとして株式投資が一般的になってきつつある状況が伺えました。プレゼンテーションは1社40分、エンジャパンなど新興企業3社の社長が直接行ったもの。各社のプレゼンテーションにつき、以下において状況を織り交ぜながらもコンパクトにまとめてみました。

1. シンプレクステクノロジー
まずトップバッターは、シンプレクステクノロジー。金子社長が壇上に立った。ワイルドに髭を生やし、若干色黒のチョイ悪で遊んでいそうに見える感じであるものの、一般の個人投資家には分かりにくい事業を非常にロジカルにかつ平易に説明していました。どうやら、学生向けの就職説明会でも同じ内容のプレゼンをやっていたので慣れているものと思われる。シンプレクステクノロジーは、金融機関のディーリングシステムを開発するシステム会社であり、元々ソロモンブラザーズでディーリングルームのシステムを作っていたメンバーが独立してできた。ここの強みは難しい金融工学(ディーリングで勝つ確率論を研究する学問)に基づいたシステム開発ができるというところです。まあ、簡単に言うと金融機関が如何にもうけるかということをサポートするシステムを作っているということです。
 会社の業績はざっくり言うと、売上47億円、経常利益は11億円、前の年と比べて4割程度成長しています。今期の目標は前よりも4割程度成長する(売上目標65億円、経常利益16億円)ということなので期待が持てそうです。そしてすでに今の時点で30億円(今期の目標の半分程度!)が確定しているとのことです。

 今後の課題としては、
 1. 銀行や信託銀行向けに開拓したい。
 2. システム開発業は人手がかかるので、人手が少ない事業を伸ばしたい
 
を挙げていたが、

 1については具体的な話はないものの、2についてはインターネット証券をやっている個人投資家向けに
リアルタイムで情報が取れて、かつ注文ができる便利なサービスを広めたいとのことです。
このサービスは「SPRINT」というものですが、一度開発してしまえばあまり手間がかからないとのことです。手間がかからないうえに、このSPRINTを利用するユーザーが増えれば増えるほど儲かるというのです!松井証券がサイトを便利にするためにユーザーにこのツールをタダで提供しています。そのかわり、松井証券がユーザー数に応じた利用料をシンプレックスに払っているとのことです。シンプレックスは、松井証券だけでなく、三菱商事フューチャーズ証券にも採用が決まっおり、今後提携する証券会社が増えて、その証券会社のお客様が利用するようになると、簡単に儲かるとのことです。
今期の目標は12億円とのことです。期待がさらに大きいです。